頑張れないとき

職場のストレスや職業人の悩みに関する調査をみると、多くの場合「職場の人間関係」は上位を占めています。看護の分野に限らずに、何処も同じで人間関係は大変なのだと思います。一方で「職場の人間関係」と一口に言っても、悩みの内容は人それぞれに異なるでしょうし、辞めたくなる気持ちへの影響度も差があることでしょう。しかし、人間関係のこじれが長期間にわたっていたり、深く傷つくような体験をすると、疲れ果ててしまい「仕事を続けていこう」という踏ん張りが効かなくなるように思います。私自身も、職場に機嫌の善し悪しを仕事に持ち込み、相手が傷つくのを承知の上で物をいったり、態度に表す人がいてほとほと疲れた経験があります。私は人間関係における不和や葛藤のような緊張感がとても苦手なので、少しでも和らぐように!と努力しました。でも、多くの場合、効果は一時的で、効果がないことの方が多かったと思います。こちらが何をしても、どう関わっても、その人は何らかの理由で不機嫌になり、それをあからさまに表現しますので同じ職場にいる者としては本当に疲れます。職場の人間関係は、家族や友達という個人的な関係ではありません。「ここは職場なのに、その態度って?」と疑問が湧きます。患者さんだけでなく、同僚や上司に対しても最低限の節度のある対応が必要なのでは?と思いますが、私のその価値観は通用しませんでした。その状態を上司が律する訳でもないですし、自分でも努力はしたけれど効果がなかったということに対しても本当にがっかりでした。また、私だけがその人と二人でペアを組む立場だったため、周囲にはなかなかわかってもらえないという孤独感もきつく感じました。さらに、これからどうしたらいいのか?という手立てをなかなか見出すことができない状況も辛くなり、「もう、これ以上、頑張れない」という言葉が頭に浮かび始めました。無力感と絶望感、また孤独感の中では私は頑張れない気がしたのです。